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<石巻魚市場>魚の安全性 ウェブで発信

 東京電力福島第1原発事故を受け、石巻魚市場(宮城県石巻市)で行われている放射性物質検査結果を公開するウェブサイトが28日、運用開始される。魚市場に水揚げされ検査を受けた約20種類の魚に関するデータを、原則として検査当日か翌日に公表。消費者や流通業者に石巻の水産物の安全性を目に見える形で速やかに知らせ、不安の解消を図る。
 石巻、気仙沼両市の商工会議所、信用金庫と石巻専修大でつくる「三陸産業再生ネットワーク」が、情報通信会社インテック(富山市)などと協力してサイトを運用する。
 サイトは産品名や画像、漁獲日、漁獲地、検査結果などを閲覧できる。データが魚市場から石巻市を介してネットワークに送られ、担当者による入力後にサイトで示される仕組みだ。
 魚市場は2013年8月、放射性物質を測定できる検査装置を導入。検査結果の大半は放射性物質が検出されていないという。
 ネットワークは昨年夏、被災した石巻市の水産業や関連業の計288企業を対象に復旧・復興状況を把握するための調査を行った。回答した61企業のうち、4分の3が「風評被害を受けたことがある」「やや受けたことがある」と答えた。
 魚市場の須能邦雄社長は「消費者らに安心感を持ってもらうためにデータを早く『見える化』し、ネットワークと連携して石巻の食の安全・安心を広く伝えていきたい」と話す。
 サイト運用に携わる石巻専大の石原慎士教授は「安全性に関する情報を迅速に公開し、石巻の水産物の信頼性を高めたい」と話す。
 サイトのアドレスはhttp://sanriku-info.com/isu/


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2016年01月27日水曜日

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