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<モンテ>社長解任理事長独断 総会で批判も

臨時総会で社長解任の経緯などを説明する理事長の細谷副知事(右)

 サッカーJ2山形の社長解任騒動で、筆頭株主の山形県スポーツ振興21世紀協会の臨時総会が26日、山形市であり、理事長の細谷知行副知事が社長交代を報告した。細谷氏が理事会に諮ることなく「理事長権限」で前社長に辞任を要求したことに対し、会員企業から批判的な意見も出た。
 細谷氏は「プロスポーツというシビアな世界にあり、少しでも早くJ1復帰を成し遂げてほしいとの強い思いから、理事長として判断した」と辞任を迫った理由を説明。「人事案件だったため、事前に広く諮れなかった」と理解を求めた。
 これに対し、会員企業で「乃し梅本舗佐藤屋」(山形市)の佐藤慎太郎常務は「協会の活動に賛意を表し会費を支払っているが、ヒアリングさえなかった」と細谷氏の独断を批判。「株主として行動する際、会員の意思をどうくむのかが明確でなければ、応援することは難しい」と指摘した。
 細谷氏は「今後、会員の声を反映できる形を検討する必要がある」と答えるにとどめた。総会には県内有力企業の担当者ら37人が出席したが、佐藤氏以外に独断を批判する声は上がらず、具体的な再発防止策が協議されることもなかった。
 総会後、佐藤氏は報道陣に「人事案件とはいえ、社長に辞任を求めるかどうかは、理事会で判断するべきだったと思う。臨時総会で再発防止を確認したかったが、他に意見が出ず、がっかりした」と残念がった。
 21世紀協は県内約600の企業、団体、個人が会員で、モンテディオ山形の株式49%を保有している。


2016年01月27日水曜日

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