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<震災5年へ>商店街再建 にぎわい復活へ

間もなく引き渡される店の再建用地を確認する佐川さん(右から2人目)ら

 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市鹿折地区の商店会「浜商栄会」の店主たちが、浜商栄会事業協同組合を設立し、地区の土地区画整理事業区域内に商店街を復活させる。今夏以降に店舗が営業を始め、街のにぎわい復活を図る。
 設立総会は22日に地元でがあり、市内の仮設商店街「鹿折復幸マート」「東新城かもめ通り」などで営業する商店や鮮魚店、飲食店など9店が名を連ねた。地盤をかさ上げした用地の引き渡しは2月1日に始まり、店の再建に着手する。
 代表理事に就いた写真店経営の佐川真一さん(61)は「やっとスタート地点に立てる。震災から5年がたち、気力、体力とも落ちているが、それでも地域のために店を開く思いは変わらない」とあいさつした。
 「かもめ通り」の愛称で親しまれた商店街は震災の津波と火災に見舞われ、浜商栄会の加盟32店舗が被災した。うち22店が仮設店舗などで再開しているが、「資金繰りが厳しい」といった理由で本格再建を断念した人もいるという。
 用地のそばには災害公営住宅(284戸)が建設中で、組合は高齢者らに優しい商店街を目指す。
 27日には用地の確認作業が現地であった。仮設商店街でノリとお茶の専門店を営む長谷川行則さん(68)は「商店街に笑い声があふれるのが楽しみ」と意気込む。佐川さんは「年内には多くの店ができる。地域住民とのお付き合いを大切に愛される商店街にしたい」と語った。


2016年01月28日木曜日

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