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介護現場の希望の星に 被災地で就労

入所者の身の回りの世話をするパンジャイタンさん(右奥)とイカさん

 経済連携協定(EPA)に基づき、日本で介護福祉士の資格取得を目指すインドネシアの女性2人が、宮城県気仙沼市の介護老人保健施設「リンデンバウムの杜」で働き始めた。EPAに基づく介護福祉士候補者を受け入れたのは市内で初めて。人手不足に悩む介護現場の貴重な労働力として期待される。
 2人はともに母国で看護師の資格を持つナインティ・スリ・ビリゴ・ムチィアラ・パンジャイタンさん(25)と、イカ・アグスティナ・セティヨワティさん(23)。昨年5月に来日し、愛知県内で半年間の日本語研修を受けた。
 2人は昨年12月9日から常勤し、入所者をいたわりながら、身の回りの世話や食事の配膳に従事している。入所する斎藤幸子さん(74)は「笑顔がすてきで優しい」とほほ笑む。
 3年間の介護実務を経験した後、国家試験に挑む2人は「おじいちゃん、おばあちゃんが大好きで、仕事が楽しい。しっかり資格を取りたい」と話す。
 施設を運営する医療法人社団晃和会の佐藤貴之常務理事は「介護人材不足の気仙沼にとって希望の星。仕事も生活もサポートしたい」と語った。
 EPAによる介護福祉士と看護師の候補者の受け入れは2008年度に始まり、県内では名取市の施設にインドネシアから計6人を受け入れた実績がある。


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2016年01月29日金曜日

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