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<福島第1>溶融燃料調査 ロボ投入延期

 政府と東京電力は28日、東京電力福島第1原発1号機の格納容器下部にロボットを投入し、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の広がりを確認する調査について、計画していた3月までの実施を断念すると発表した。2号機へのロボット投入も当面、延期する。
 1号機の格納容器内の調査は当初、容器下部の滞留水にロボットを入れる予定だった。水中の堆積物が想定以上に多く、ロボットが走ると堆積物が舞い上がって十分な視界を確保できない恐れが判明。調査方法の変更を迫られた。
 東電などは、ロボットによる調査を昨年4月に実施した実績のある格納容器上部の足場(グレーチング)にロボットを走らせ、線量計付きのカメラを水中に下ろす手法を検討。16年度中の実施を目指す。
 2号機で初の内部調査は当初15年8月の予定で、ロボットの投入口となる配管周辺の除染を続けてきた。放射線量が目標とする毎時100ミリシーベルト以下に下がらず、線量低減策をあらためて検討することになった。
 燃料デブリ取り出しに向け、政府と東電は18年度前半までに具体的な工法を決定する。資源エネルギー庁は「ロボットによる調査が遅れても、工法選定のスケジュールには影響しない」と説明している。


2016年01月29日金曜日

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