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<Jヴィレッジ>東京五輪サッカー代表合宿へ

Jヴィレッジに新設される全天候型グラウンドのイメージ(福島県提供)

 東京電力が福島第1原発事故の対応拠点として使っている「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)について、日本サッカー協会が東京五輪(2020年)サッカー日本代表の合宿地として使用する方針を固めたことが28日、分かった。時期などは未定だが、実現すれば原発事故からの復興を国内外にアピールする機会となりそうだ。
 協会によると、昨年12月の理事会で、Jヴィレッジの運営会社の副社長を務める上田栄治理事が18年7月に施設の一部を再開する再生計画の進行状況を報告。大仁邦彌会長が「復興に動きだしたJヴィレッジを使うことを明確にするのが大切だ」と呼び掛け、全理事が賛同した。
 協会は、震災前と同様、Jヴィレッジを日本代表の強化拠点として位置付け、男女代表の事前合宿地として活用する。協会が大会の4年半前に具体的な合宿地を決めるのは異例という。
 Jヴィレッジは東電が整備し、1997年に福島県に寄付。ナショナルトレーニングセンターとして日本代表が合宿し、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)では、アルゼンチン代表がキャンプをした。震災で営業を停止し、現在は廃炉作業の拠点として使われている。
 東電は、Jヴィレッジに置いている福島復興本社をことし3月末までに富岡町に移転させるなど、施設の返還を進める。
 県などは全天候型グラウンドや120室規模のホテル棟の新設を計画している。


2016年01月29日金曜日


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