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<雪菜>少雪でもけなげに 収穫進む

雪から掘り出した雪菜の古い茎葉を取り除く収穫作業

 米沢市上長井地区で、伝統野菜「雪菜」の収穫作業が進められている。農家11人でつくる上長井雪菜生産組合によると、雪が少ない影響で収穫量は当初の10トンから1〜2割減る見込み。
 8月下旬に種をまき、11月ごろ60〜80センチに育った雪菜を約10株ずつ束ね、稲わらと土で囲う。降り積もる雪の中で気温と湿度が一定に保たれ、葉を養分にして成長する「とう」(花茎)が食用となる。辛みのある独特の風味が特徴。漬物や郷土料理「冷や汁」、マリネなど多様な料理の具材に使われる。
 今冬の米沢市は1月中旬まで積雪がゼロ。組合で最も多く雪菜を栽培する吉田清志さん(52)の30アールの畑も29日現在、積雪は30センチで平年の5分の1しかない。
 農業を始めて30年余りという吉田さん。「経験したことのない少雪。しみて傷んだ部分が多いので収穫量は減るだろう。雪菜には受難の冬だが、雪国米沢ならでは味覚を守り続けたい」と話した。2月まで作業を続ける。


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2016年01月30日土曜日

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