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気仙沼でカツオフォーラム 資源管理強化を

 日本カツオ学会(事務局・高知大)などが主催する「カツオフォーラム」が30日、宮城県気仙沼市内のホテルであった。中西部太平洋の赤道付近で漁獲が急増し、日本近海への回遊量が減る現状を踏まえ、国際的な資源管理の強化などを求める大会宣言を採択した。
 カツオ産業に関わる全国の関係者ら約200人が参加。大会宣言は、日本が参加する資源管理機関の中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)で、赤道付近で漁をする大型巻き網船の規制強化を早急に講じることなどを求めた。
 フォーラム後の交流会に森山裕農林水産相が訪れ、菅原茂市長が大会宣言を要望書として手渡した。森山農水相は「真摯(しんし)に受け止めて政策に反映させる」と語った。
 フォーラムでは水産庁資源管理部の神谷崇参事官が講演し、カツオの缶詰需要の増大が赤道付近での漁獲を急増させていると説明。缶詰はタイ・バンコクで加工後に欧米などに輸出されており、「日本以外の国は漁獲増を歓迎し、資源管理に理解が得られにくい状況だ」と指摘した。
 ただ、タイの市場でカツオの価格が最近急落しており、「これまでのように漁船が増え続ける恐れはなくなってきた。日本の訴えについて国際的な理解を広めていきたい」と述べた。


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2016年01月31日日曜日

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