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清水宏保さん「復活へのストーリー描いて」

「苦労から学ぼうとする姿勢が大事」と話す清水さん

 東京電力福島第1原発事故に伴い避難区域となった福島県川俣町山木屋地区で「田んぼリンク」再開を前に、長野五輪金メダリストの清水宏保さんによる講演会が30日、同町の中央公民館であった。
 選手時代などの体験を振り返り、「どんな失敗にもメッセージがあると考え、復活へのストーリーを描くことがその後の成長につながった」と強調した。
 現在は札幌市の医療介護施設などで働いている。その中で、70代の透析患者がリスクを抱えながらも、アメリカを訪ねたいとの希望をかなえたことに感銘を受けたといい、「常に挑戦し続ければ、人が環境を変えていくこともできる」と復興を目指す町にエールを送った。
 講演を聞いた山木屋地区出身の高校2年生高野樹さん(16)は「謙虚に努力を重ねる姿に刺激を受けた。自分たちも前に向かって進んでいきたい」と話した。
 31日に予定していたリンクの再開はコンディション不良のため延期となった。このため清水さんはスケート教室の代わりに山木屋公民館で運動教室を開く。田んぼリンクは冬季の水田を利用した天然のスケート場。東日本大震災で休業するまで30年近く町民が管理してきた。


2016年01月31日日曜日

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