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住民帰還支える「ふたば診療所」開所

テープカットで復興診療所の開所を祝う関係者

 東京電力福島第1原発事故で住民が避難した福島県双葉地方の復興と住民帰還に向け、県が楢葉町に整備した大野病院付属「ふたば復興診療所」の開所式が31日、現地で行われた。1日に診療を始め、県立医大が全面的に支援する。
 約70人が出席し、内堀雅雄知事が「双葉地方の復興に医療の再生は不可欠。地域医療の充実で、住民の健康を支える」とあいさつ。昨年9月に避難指示が解除された楢葉町の松本幸英町長は「住民帰還に向けて明るい希望だ」と述べた。
 診療科は内科(週5日)と整形外科(週3日)で、内科は県立医大の医師が曜日ごとに交代で勤務。整形外科は、診療所長で日本医大名誉教授の伊藤博元氏と県立医大の医師が診察する。
 軽量鉄骨平屋(床面積500平方メートル)に診察室4室を設け、CT装置や内視鏡検査装置、リハビリ室などを備える。事業費は2億7000万円。
 伊藤氏は「県立医大との強力な連携で、専門的な診断にも対応できる。住民が気軽に立ち寄り、医学的な相談ができる施設にしたい」と話した。
 楢葉町では31日、診療所開所に合わせ、地域包括ケアをテーマにしたシンポジウム「この町で自分らしく暮らしていくために」が開かれた。


2016年02月01日月曜日

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