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津波流出の写真やランドセル…廃棄処分に

校舎からトラックに積み込まれるランドセル

 東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上地区の津波流失物が3日、保管されていた旧閖上小校舎から搬出された。市は4日から宮城県山元町の亘理清掃センターに運び、廃棄物として処分する。
 保管されていたのは写真約26万枚のほか、ランドセル、鍵盤ハーモニカ、野球グラブ、卒業アルバムなど約3000点。市職員5人が手分けしてトラックに積み込んだ。写真は全てデータを取った上で約24万枚を廃棄し、残りを閲覧用として市内6カ所の仮設住宅集会所に分散保管する。
 津波流失物は震災後に自衛隊やボランティアらが拾い集め、市は随時引き取りを呼び掛けた。保管する旧閖上小校舎が土地区画整理事業で近く解体されるため、残った物品の処分を決定。位牌(いはい)などの仏具は昨年12月にお焚(た)き上げ供養を行った。
 作業に当たった市職員の一人は「市民の思い出が染み付いた品々。処分するのは忍びないが、前に進むためにはやむを得ない」と言葉少なに話した。


2016年02月04日木曜日

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