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<政活費>宮城県議会議長が不正支出か

安部 孝氏
安部議長の「仙台事務所」が入居しているとされる元産婦人科。看板やポスターなどは一切見当たらない=仙台市青葉区(写真の一部を加工しています)

 宮城県議会議長の安部孝自民党県議(60)=宮城選挙区、5期=が活動実体が不透明な仙台事務所の維持費に政務活動費(政活費)から6年間で計約540万円を支出したとして、仙台市民オンブズマンが8日、村井嘉浩知事に対し、安部氏に同額を返還させるよう求める監査請求をすることが分かった。

 オンブズマンによると、安部氏は選挙区内の松島、利府両町のほか、2009年4月に仙台市青葉区に事務所を設置。仙台事務所の賃料や光熱費、新聞代、電話料金として計約540万円を政活費から支出した。
 仙台事務所は12年6月まで青葉区のマンションの一室にあり、その後、同区の元産婦人科の建物に併設する一室に移った。産婦人科の看板が今も残る建物には、安部氏の事務所を示す看板やポスターは掲げられていない。
 13年3月に策定された県議会の「政務活動費の手引き」によると、事務所費の支出対象は外観からも事務所であることが分かり、実際に政務活動に使われている場合としている。議員自身や同一生計の親族が所有する場合は認められない。
 オンブズマンは「外観上、事務所とは言えない。安部姓で会計責任者を務め、親族関係が疑われる女性と暮らす住居だと考えられる。賃料は女性が取締役を務める不動産会社に支払われており、許容できない」と主張している。
 安部氏は河北新報社の取材に「政活費の不適切な処理はしていない。(安部姓を名乗る内縁の妻とは)事実婚だが、生計は同一ではない。ただ、議会運営に混乱を生じさせないため、返還に応じることも検討したい」と話した。
 安部氏は宮城県松島町議3期を経て99年に県議に初当選。県議会の最大会派、自民党・県民会議に所属し、15年11月、議長に就任した。


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2016年02月06日土曜日

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