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94歳高橋さんが自費出版 登米町の風説記す

自費出版した本を手にする高橋さん

 登米市登米町で生まれ育ったスレート職人高橋哲郎さん(94)が、登米町地域に昔から伝わるさまざまな風説をまとめた「宮城・登米(とよま)の巷説・口承」を自費出版した。
 本はA5判で43ページで、11の話を載せている。
 高橋さんは20歳からスレートで屋根をふく仕事に携わった。仕事の休憩時間に地域の人から聞いた面白い話を書き留めてきた。それらのうち、土木技術にたけたキリシタンを「穢多(えた)」として隠し弾圧させなかった歴史や、小麦粉で作る郷土料理「はっと」の名前の由来などを収録した。
 「昔は『地口かたり』という物知りの人が地域のことを語って聞かせてくれた。文化財関連などの史実は記録には残るが、それ以外は年月とともに消えてしまう」と話す高橋さん。「郡史や町史などに載っていない内容で、今のうちに残しておかないといけないと思った」と自費出版にこぎ着けた。
 本は300部を製作。800円。登米市登米町の「とよま観光物産センター 遠山之里」で買うことができる。連絡先は遠山之里0220(52)5566。


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2016年02月07日日曜日

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