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<議長政活費疑惑>「資料を精査」繰り返す

記者の質問に「請求資料を精査したい」と繰り返す安部議長=8日午後4時15分ごろ、県議会

 仙台市民オンブズマンの監査請求を受け、県議会の安部孝議長(60)=宮城選挙区、5期=は8日、県庁議会棟で記者の質問に応じた。20分間で10回以上「請求資料が届いてから精査する」と繰り返し、明確な説明は避けた。一問一答は次の通り。

 −政務活動費(政活費)の不当支出が指摘された。
 「お騒がせしたことを県民、議会関係者におわびする。請求資料が届いてから内容を精査する」

 −県議会が作成した手引きは、生計を同一にする親族所有の建物に事務所費として政活費を充てることを不適当としている。
 「適正に処理してきた。見解の違いがあると思う」

 −内縁の妻が事実上の社長を務める会社の所有であることは間違いないか。
 「監査資料を見ていないので分からない」

 −事実関係として事務所の建物は妻の所有か。
 「(親族との)共有部分がある。賃借料が(妻に)渡っているかどうかも精査しないといけない」

 −事務所の建物に妻が住んでいる。
 「(妻は)4、5階を使い、3階を事務所にしている。建物の構造について皆さんと私の理解が違うと思うので、請求内容を精査してから明確に説明したい」

 −議員の先頭に立って議会改革を進めるべき立場の議長として問題だという意識はないか。
 「問題があるかどうかも含めて、請求内容を精査した上で答えないと私の正確な思いが伝わらない」

 −事務所費を県に返還する意思はあるか。議長職についてはどうするか。
 「請求内容を精査し、必要であれば返還も含めて対応したい。(東日本大震災から)5年で、2月定例会前の大事な節目。皆さんにしっかり説明をしながら職務を全うしたい」
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 宮城県議会議長の安部孝自民党県議(60)=宮城選挙区、5期=が活動実体が不透明な仙台事務所の維持費に政務活動費(政活費)から6年間で計約540万円を支出した疑いが持たれている問題で、仙台市民オンブズマンは8日、村井嘉浩知事に対し、安部氏に同額を返還させるよう求める監査請求をした。


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2016年02月09日火曜日

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