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<スミ付け祭り>厄よけ願い顔真っ黒

顔にすすを塗り合う参加者

 ことし1年の無病息災や厄よけを願い、すすを顔に塗り付け合う伝統行事「スミ付け祭り」が6日夜、岩手県矢巾町の実相寺であった。
 3〜4メートルの高さまで積み上げたスギの枝を30分ほど燃やしてすすを作った。県内外の参加者約600人は軍手にすすを付け、歓声や悲鳴を上げながら、互いの顔が真っ黒になるまで塗り合った。
 同町の山本加代子さん(67)は「顔に付いたすすを落とせるか心配だけど、1年間健康に過ごせそう」と笑顔を見せた。
 実相寺によると、祭りは約400年前の江戸時代から続いている。寺に祭られた観音像が火災を免れたことが由来で、その御利益を受けようと始まった。
 晴山弘俊住職(34)は「黒は悪いものを寄せ付けないと言われ、肌に塗ることで厄よけになる。楽しく塗り合って、健康な1年を過ごしてほしい」と願った。


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2016年02月09日火曜日

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