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<議長政活費疑惑>収支報告書に虚偽記載か

 宮城県議会の安部孝議長(60)=宮城選挙区、5期=の政務活動費(政活費)不正支出疑惑で、安部氏の後援会の収支報告書や政治団体設立届など複数の公的書類に、正式には実在しない会計責任者の名前が記載されていたことが9日、分かった。記載された名前は、戸籍上は安部姓ではない内縁の妻で、政治資金規正法の虚偽記載に当たる可能性がある。
 県選管などによると、松島町の「安部たかし後援会」の設立届や2012年以降の収支報告書には、安部姓の女性名が会計責任者として記載されている。
 両文書とも戸籍上の氏名を記載する必要があり、「通称は認められていない」(県選管)。政治資金規正法は収支報告書に虚偽記載した場合、5年以下の禁錮または100万円以下の罰金と定めている。
 女性は、安部氏の仙台事務所(仙台市青葉区)が入居する建物で安部氏と同居しているとされる。この女性が代表を務める不動産会社には、安部氏に支給される月額35万円の政活費から仙台事務所賃料の名目で毎月6万円が振り込まれている=図=。
 仙台市民オンブズマンは、安部氏が09年4月に開設した仙台事務所について「内縁の妻と同居するための住居であり、賃料は女性が同族経営する不動産会社に支払われている」と指摘。議員と同一生計の親族が所有する事務所には、政活費を賃料に支出できない規定があるが、安部氏は「同一生計ではない」と否定している。
 オンブズマンは安部氏が仙台事務所の賃料や光熱費、新聞代、電話料金などとして6年間で計約540万円を政活費から支出したのは違法だとして、返還を求める監査請求をしている。


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2016年02月10日水曜日

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