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イノシシ食害に先手 生態や対策学ぶ研修会

柴田町内に出没したイノシシ。畑を荒らすなどの被害が拡大している=町提供
イノシシの生態や効果的な対策を学んだ研修会

 宮城県南部で被害が深刻化するイノシシの被害対策を学ぶ研修会が2日、柴田町槻木生涯学習センターであった。専門家は捕獲のほか、イノシシが近づかない環境づくりと適切な侵入防止柵の設置の重要性を訴えた。

 仙南地域の農家ら約150人が参加。東北野生動物保護管理センター(仙台市)の鈴木淳研究員がイノシシの生態を説明し、「離れた山ではなく、人間の生活する場の近くにあるやぶなどに生息している。柿やクリを放置せず、やぶの刈り払いをすることでイノシシが現れにくくなる」と解説した。
 電気柵は常に通電させておくことが必要だと指摘。「学習能力が非常に高い。隙間を作らないなど基本事項を守って電気柵を維持管理してほしい」と呼び掛けた。
 県によると、14年度のイノシシによる農作物被害は県全体で2億1000万円(前年度比1.5倍)。仙南2市7町は計1億1700万円に上り、半分以上を占める。13、14年度は9市町で計3200頭超ずつ、本年度も12月末までに2000頭を捕獲したが、被害は減っていないという。


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2016年02月10日水曜日


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