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<ゲートキーパー>高齢者見守りへ養成本格化

秋田市で開かれたゲートキーパー養成の研修会

 秋田県は、増え続ける高齢者の自殺を防ぐため、日常的に高齢者を見守る「ゲートキーパー」の養成に取り組んでいる。既に秋田、大仙の両市で研修会を開いたほか、17日は北秋田市で実施する。
 県によると、高齢者の自殺者数は年々増加し、2015年は60代以上が145人と全体(278人)の半数以上を占めた。原因は健康問題が最も多いものの、ここ数年は分からないケースも増えている。
 県は、日頃から高齢者とコミュニケーションを取ることが自殺者数の減少にもつながると判断。高齢者の悩み相談を受ける民間団体をはじめ、介護事業者、民生委員らを対象にゲートキーパーの養成を企画した。
 初めての研修会は1月27日、秋田市であり、約60人が参加した。自殺対策に取り組む民間団体や県医師会などで構成する「秋田ふきのとう県民運動実行委員会」が県の委託を受けて開催。講師を務めた精神科の稲村茂医師が、高齢者が抱える悩みや心の変化などを解説した。
 稲村医師によると、高齢者は身体的な病気を発症した後、金銭面や家族への負担などを懸念し、心の病に発展しやすいという。「近くにいる家族では気付かないこともある。周囲の人があいさつのように軽く声を掛けてほしい」と話した。


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2016年02月10日水曜日

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