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<福島第1>凍土遮水壁の設置完了 開始未定

設置工事が完了した凍土遮水壁の配管(東電提供)

 東京電力は9日、福島第1原発の原子炉建屋への地下水流入を減らす「凍土遮水壁」の設置工事が完了したと発表した。稼働に必要な原子力規制委員会の認可が得られておらず、冷却の開始時期は決まっていない。
 遮水壁は、1〜4号機の周囲1.5キロに1568本の凍結管を打ち込み、地下30メートルの氷の壁を造る。稼働すれば、高濃度汚染水の発生原因となる地下水流入は、1日50トンと3分の1に減ると見込んでいる。
 2014年6月に着工し、海側を除く3辺は工事が完了。15年4月には試験凍結が始まり、海側も11月に凍結管の設置がほぼ終わっていた。補助事業として国が約345億円を支出している。
 規制委は、建屋内の地下水位のコントロール手法などに関し、東電の説明が不十分だとして、運用開始に難色を示している。


2016年02月10日水曜日


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