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壱岐氏、モンゴルU−14女子代表監督就任

壱岐 洋治氏

◎指導者人生の集大成に/サッカー仙台元総監督、66歳新たな挑戦

 来年1月末までの約1年間、サッカーのU−14(14歳以下)モンゴル女子代表を指揮することになった壱岐洋治氏(仙台市出身)が張り切っている。宮城・東北学院高サッカー部で38年間指導し、J2時代の仙台総監督も務めた66歳。「モンゴルが将来、アジアで戦えるようになる礎を築くのが目標。指導者人生の集大成にしたい」と力強く語る。
 モンゴルでの指導は日本協会のアジア貢献事業の一環。日本人が同国代表監督に就くのは初めて。仙台のシニアチーム監督だった昨年11月、協会の募集に応じた。書類選考と面接を経て1月に就任。12日に首都ウランバートルに単身赴任し、週4日ほど約40人を指導していく。
 海外生活経験はなく、モンゴル語も話せない。最低気温がマイナス30度近くまで下がる厳しい環境だ。決して若くないが、「もう一度、育成年代を指導したいと強く思っていた。体はまだまだ動く。生活に不安はない」とはつらつと話す。
 長男の友輔さん(36)の存在も大きいという。カンボジアU−15代表監督を2年間務め、先月帰国した。「異国で頑張り、技術を上げた」と刺激になった。
 昨年9月の男子のU−16アジア選手権予選で、日本代表に0−17で敗れるなど、モンゴル全体の技術は高くない。壱岐氏は「球を蹴る、止めるの基本から」と指導方針を掲げる。同時に「相撲が盛んなお国柄。足腰が強そうなので、鍛えればうまくなる」と期待する。
 「モンゴルのサッカー熱は高く、昔の日本を見ているようだ。長時間かけて女子ワールドカップの頂点に立った日本のように、その第一歩を踏み出すお手伝いをしたい」。新たな領域を切り開く強い覚悟を示した。(狭間優作)


2016年02月11日木曜日

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