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<日本海津波>最大波10分前後で到達

 山形県が明らかにした日本海の大地震で発生する津波の浸水、被害想定の案は、従来想定を大きく上回る津波が、短時間で海岸に押し寄せると予測した。死者は最大5250人に達するなど、深刻な被害状況を推測する一方で、住民意識の向上で減災効果が見込まれるとも指摘。想定案の浸水予測と被害予測を詳しく読み解いた。

 浸水想定案によると、震源がF30断層の場合、酒田市飛島(勝浦)は地震発生の5分後に最高水位3.5メートルに達する。F34では鶴岡、酒田両市の各地域も8〜14分で最大波が押し寄せる。専門家は「第1波が高く、到達が速いのが特徴だ」と指摘。最短で約30〜40分後に最大波が到達した東日本大震災とは異なり、日本海側の津波対策の難しさが如実に表れた。
 断層F30、F34ごとの主な地域の津波最高水位(最大津波高)と到達時間は図解の通り。震源の違いで高さも時間も変わる。
 F34の場合、鶴岡市五十川、鈴、暮坪の3地域は8分後に最高水位8.4〜10.8メートルに到達。津波高がより大きくなるF30の場合も、鶴岡市の到達時間は16〜20分後と短い。
 飛島を除く酒田市はF34で11〜13分、F30で18〜19分。飛島は西方にある断層F28が震源の場合に津波が大きくなり、法木では22分後に12.1メートル、勝浦では29分後に7.4メートルに達する。
 遊佐町はF30の方が津波が大きく到達時間も早い。吹浦ではF30の場合、12.5メートルの最大波が18分後、F34の場合は5メートルが47分後にそれぞれ押し寄せる。
 気象庁が注意報を発令する高さ20センチの津波は、鶴岡市が最短7〜11分、酒田市が8〜11分、飛島が1分未満〜3分、遊佐町が9分で到達する。最大波との時間差が無いに等しく、第1波の衝撃の強さを物語る。


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2016年02月11日木曜日

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