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3.11の星空再現「希望や悲しみ見上げて」

震災当日の星空を映す特別プログラムの一場面

 仙台市天文台(青葉区)は13日から毎週土曜、東日本大震災の発生当日の夜空を再現する特別プログラム「星空とともに」をプラネタリウムで上映する。3月は震災発生から丸5年となる11日などにも予定。大停電となった被災地で多くの人が見た満天の星を投影し、「あの日を忘れない」とのメッセージを発信する。

 プログラムは市天文台が2012年に制作した。毎年3・11に合わせて上映し、ことしで5回目となる。
 プラネタリウムでは、夕方から日没、夜へと時間がたつにつれて瞬く星が増え、オリオン座やしし座、おとめ座などが現れる。「3月11日は冬の星座から春の星座に移り変わる時期」と市天文台。被災者が河北新報の投書欄に寄せた、震災発生当日の星空にまつわるエピソードも紹介する。
 プログラムは13年6月に日本プラネタリウム協議会の全国大会で紹介され、各地に反響が広がっている。15年までに全国14カ所で上映され、ことしは北海道から福岡県まで全国21のプラネタリウムなどで投影される予定だ。
 市天文台の担当者は「震災当日の極限状態でも多くの人が星空を見上げ、希望や悲しみを感じ取っていた。そうさせる力が星の光にはあると伝えたい」と話す。
 特別プログラム「星空とともに」は3月26日までの毎週土曜、午後5時40分から上映する。土曜以外では3月7、8、10日に午後2時半、同11日に午後2時からそれぞれ上映する。観覧無料。いずれも当日午前9時から整理券を配る。連絡先は市天文台022(391)1300。


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2016年02月12日金曜日


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