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<違法派遣>岩手県「調査中」繰り返す

 岩手県発注の東日本大震災の復旧工事で、小野新建設(同県岩泉町)が仙台市青葉区の建設会社から法律で禁じられた建設作業員の派遣を受けた疑いがある問題で、県は12日、工事を担当する県職員が違法派遣の実態を既に把握していた可能性があるとする河北新報社の報道について「調査を継続している」と繰り返した。
 工事担当の県職員は昨年10月、建設会社幹部に無料通信アプリLINE(ライン)で「小野新を処分するのは岩手県。(労働者)派遣法違反で厚生労働省も追従すると思う」と伝えていた。河北新報社はラインでやりとりした画像を入手し、12日、「県職員、違法性を把握か」と報じた。
 県河川課の八重樫弘明総括課長は12日の取材に「職員の違法性の認識も含め、報道内容について調査している」と述べた。
 達増拓也岩手県知事は8日の定例記者会見で「ラインのやりとりはなかったと報告を受けている」と説明。八重樫課長は知事発言の根拠についても「調査中」と述べるにとどまった。
 建設会社は14年4月〜15年7月、小野新の実質的な下請けとして国、県、岩泉町発注の復旧・復興工事4カ所に従事。その際、名刺や作業服を渡され、小野新の社員に偽装させられたと主張している。小野新は4工事を計約12億6100万円で落札した。


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2016年02月13日土曜日

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