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<復興事業増収賄>容疑の職員、頻繁に会食

 会津若松市が発注した東日本大震災復興事業の業務委託をめぐる贈収賄事件で、同市商工課主査酒井俊紀容疑者(42)=同市東年貢=が逮捕されたことを受け、室井照平市長らが12日、記者会見し、同容疑者が贈賄容疑で逮捕されたIT関連会社「CSD」役員福地賢一容疑者(46)=同市天神町=と頻繁に会食しているとの情報が寄せられていたことを明らかにした。
 市によると、2015年7〜8月、上司と人事課が酒井容疑者からヒアリングした。同容疑者は「便宜を図る行為はなかった」「飲食の提供は受けず費用は負担した」と釈明。市は疑わしい行為は慎むよう指導したという。
 酒井容疑者は09年商工課に配属され、主に中心市街地活性化グループで勤務。事件の舞台となった業務委託は緊急雇用創出事業の一環で、市中心部の空き店舗を活用した交流スペースを運営し、14年は被災者7人を雇用した。
 入札は市が複数の業者から技術提案を受け、点数の高い事業を選ぶ「プロポーザル方式」で実施。酒井容疑者は企画立案や審査基準の原案を作成するなどしていたという。CSDは13年度〜15年度、計約4000万円を受注していた。
 室井市長は記者会見の席上、「市民に多大な迷惑を掛け、申し訳ない」と陳謝した。


2016年02月13日土曜日

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