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初訪日で東北33.2% 魅力発信継続を

 日本政策投資銀行東北支店がアジア8地域を対象に行った「東北インバウンド(訪日外国人旅行者)意向調査」によると、東北を訪れた経験がある外国人のうち、初訪日で東北を訪れたのは33.2%に上った。前年調査を6.4ポイント上回り、東北支店は「旅慣れた外国人だけでなく、訪日初心者も東北に足を運ぶようになった」と分析する。

 これまでは東京や大阪など大都市圏を訪れた経験のある外国人が東北を訪れる比率が高いとされてきた。今回の調査では東北訪問経験者のうち、訪日回数「4〜5回」「6回以上」は計32.3%で、前年より6.7ポイント減った。東北訪問経験者は全体の5.1%、訪日経験者の9.8%だった。
 全調査対象に聞いた「訪れたい日本の観光地のイメージ」は、「温泉」が前年に続きトップとなった。2位「桜」(前年4位)、5位「雪景色」(6位)、8位「紅葉」(9位)などの項目が上昇し、自然豊かな地方への関心の高まりがうかがえた。
 一方、日本の7地域(北海道、東北、北陸、関西、四国、九州、沖縄)別で、東北を知っているのは10.4%で前年より0.6ポイント下がった。北陸(5.2%)に次ぐ低水準で、北海道(62.8%)沖縄(51.4%)九州(40.0%)など上位には遠く及ばなかった。
 北海道、東北、北陸、九州への訪問経験者に不満を尋ねたところ「クレジットカードの利用しやすさ」「免税制度の使いやすさ」に関して東北訪問者の不満度が他地域より高かった。
 東北支店は「雄大な自然という東北のありのままの魅力を、自信を持って発信してほしい。カード利用環境や免税制度が整備されれば消費ももっと増えるはずだ」と指摘する。
 調査は昨年7月、韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの海外旅行経験者を対象にインターネットで実施。4111人が回答した。


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2016年02月13日土曜日

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