岩手のニュース

盛岡大からも笑いを一席 落研誕生

古典落語「短命」を稽古する小野寺さん(左)=滝沢市の盛岡大

 盛岡大(岩手県滝沢市)に岩手県内の大学で2番目となる落語研究会が誕生した。卒業を控えた4年生2人を含む5人が、3月に開催する卒業記念寄席に向けて稽古を重ねている。
 発足は昨年12月。1月には同大で初の寄席を開き、約50人を笑わせた。昨年、県内大学で初めて落語研究会が発足した岩手大(盛岡市)のメンバー2人も友情出演した。
 高校時代から落語好きという盛岡大文学部4年小野寺瑛美さん(22)は「岩亭かれぇ」の名で登場。美しい妻は夫の寿命を縮めるという古典落語「短命」を軽妙に披露した。
 「男性になりきって演じています。江戸時代の情景を想像しながら楽しめるのが落語の魅力。同世代に面白さを伝えたい」と笑顔を見せる。卒業論文も世界に落語の魅力を発信する方策をテーマにした。
 稽古は週に数回。5人がアドバイスし合いながら、声のトーンや身ぶり手ぶりを研究する。会長で文学部2年の外平直基さん(21)は「みんな全くの初心者。挑戦しがいがあり、落語の楽しさに気付いてきた」と張り切る。
 会の設立は社会人有志でつくる盛岡落語研究会の会員で会社社長の荒川鉄平さん(61)が、メンバーの同大准教授2人に呼び掛けた。岩手大の落研発足にも関わった荒川さんは「落語には時代を反映した知恵が詰まっている。若い人にとっては人生の勉強にもなる」と話す。
 卒業記念寄席は卒業式前日の3月14日。小野寺さんと文学部の清水大樹さん(22)が卒業すると会員は3人になる。外平さんは「大学の外でも寄席を開くのが目標。新入生に入会を働き掛け、メンバーを増やしたい」と展望を描く。


関連ページ: 岩手 社会

2016年02月14日日曜日


先頭に戻る