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<聖火台>バイオガスでともす 実証実験へ

バイオメタンガスで点火されることが決まった聖火台。石巻市に貸し出され、「第1回いしのまき復興マラソン」で火がともされた=昨年6月

 宮城県石巻市の2020年東京五輪聖火リレー出発地誘致委員会は15日、市総合運動公園に設置された聖火台をバイオメタンガスで点火すると明らかにした。東北大の研究グループが技術協力し、3月6日に現地で初めての検証実験を行う。誘致委によると、聖火台の火をバイオガスでともすのは世界初の試みという。
 専用バーナーを聖火台の上部に取り付け、ガスは東北大が準備する。整備費用は大学が負担。年に数回実験し、誘致委が各種イベントでも活用する。
 バイオガスは生ごみや家畜のふんなどを発酵させてつくり、再生可能エネルギーに位置付けられる。聖火への利用は、東北大大学院農学研究科の多田千佳准教授(環境微生物学)が発案した。
 東北大は、東京五輪の聖火台やトーチの火もバイオガスでともすことを目標にしているという。ことし1月、大崎市の研究所で燃焼実験を行い、成功した。
 国立競技場(東京)の建て替えに伴い14年12月に石巻市に一時貸与された聖火台は、これまで3回点火。常設の点火装置導入には約800万円の費用が掛かり、誘致委はいずれも業者からガスバーナーを借りた。
 誘致委の委員長を務める浅野亨石巻商工会議所会頭は「環境に配慮した世界初の取り組みで、聖火リレー出発地の誘致にも弾みがつく」と話した。


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2016年02月16日火曜日

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