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<アウガ>複合商業施設断念 青森市が取得へ

市議に方針を説明する鹿内市長(中央)=15日、青森市役所

 青森市は15日、市の第三セクター「青森駅前再開発ビル」(社長・佐々木淳一副市長)が運営するJR青森駅前のアウガについて、複合商業施設としての再生を断念し、全館を公共化する方針を示した。売り上げの低迷が続き、現状では今後も経営改善が見込めないと判断した。
 記者会見した鹿内博市長は「従来のやり方では成り立たない。経済効果の低下は避けられないが、市の重要な役割を担う施設として生まれ変わらせる必要がある」と説明した。
 方針によると、市は新年度以降、アウガの商業フロア(地下1階〜4階)と、底地を取得する。取得価格は鑑定評価に基づいて設定し、三セクとアウガの地権者らと協議を進める。
 地下1階は現在営業している「新鮮市場」を中心に構成。1〜4階には市役所の一部機能のほか、市民美術展示館や子育て支援機能などの導入を想定する。一方、現在地の建て替えで計画を進めている市庁舎整備事業の規模も圧縮を図る。
 アウガ再生をめぐっては、三セクが依頼した外部専門家チームが商業施設での存続は困難で公共化を図るべきだとする提言を1月にまとめた。三セクは15日、提言に沿った方針を市に報告した。
 鹿内市長は「責任を明確化し、今後は市の責任者として進めていく」と述べ、昨年7月に就任した同社の代表取締役会長を15日付で辞任した。


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2016年02月16日火曜日

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