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<山形産米>新品種112号 新食感に好感触

山形112号のおにぎりなどを試食する専門家委員

 山形県が2018年にデビューさせる県産米の新品種「山形112号」導入検討委員会が15日にあり、試験栽培米を試食した専門家委員から、硬さと粘りを併せ持つ新食感に高評価が相次いだ。新品種は中間価格帯を目指す予定だが「トップクラスを狙える」との意見も出され、立ち位置の決定は次回に先送りされた。
 112号は粒の大きさと白さが特徴。高級ブランド品種「つや姫」やコシヒカリ、ひとめぼれなど、粘りが強く軟らかいコメが多い中、粘りは強いままで硬さがある食感で一線を画す。
 委員は白米のおにぎり、にぎりずし、ちらしずしなどを試食。「酢飯によく合う」「存在感があり、男性的な印象」「つや姫に引けを取らないコメ」などと食味への高評価が相次いだ。
 コメ販売の山田屋本店(東京)の秋沢淳雄社長は「硬さがしっかりしたコメはあまりない。新食感を強みにトップクラスの価格帯を狙うべきだ」と強調。県農業法人協会の斎藤一志会長も「つや姫とタイプの違う高級米という立ち位置にしてはどうか」と提案した。
 東北活性化研究センター(仙台市)の牛尾陽子フェローは、新潟県が17年にデビューさせる新品種「新之助」を意識。「新潟の魚沼産コシヒカリ・新之助の連合軍に、つや姫・112号が対抗する構図になるのではないか」と予測した。
 検討委はこの日の立ち位置の決定を見送り、県側に再度検討するよう求めた。県は112号をつや姫に次ぐブランド品種として、家庭用や高級業務用の中間価格帯を目指すとしていた。


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2016年02月16日火曜日

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