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<LUSH>福島支援ラッシュ 風呂敷を発売

被災地発の商品を披露する(左から)杉内代表、吉田代表ら=15日、東京都内

 東京電力福島第1原発事故の被災地支援で、英国の化粧品・バス用品メーカー、LUSH(ラッシュ)は15日、福島県いわき市の企業組合が有機栽培で作った綿を使ったノットラップ(風呂敷)を発売した。3月1日には福島県南相馬市の農家グループが生産に取り組む菜種油を材料とするせっけんの販売も始める。15日、都内で日本法人の発表会があり、いわき、南相馬両市の2団体は「販路拡大につながり、活動に弾みがつく」と今後を見据えた。
 発売したノットラップは黄色の「ナノハナ」と赤色と青色の「コットンフラワー」の2種類。価格はいずれも700円。いわきおてんとSUN企業組合が生産した綿を使っている。
 組合は東日本大震災発生から1年後の2012年春、津波後の塩害に強い作物として「和綿」の栽培を始めた。地元農業者ら15人が参加する。農地再生と産業づくりを目指し、Tシャツや手ぬぐいなどを自前で商品化してきた。今回の商品は、ラッシュが米国産の有機栽培綿と混ぜて織った。
 せっけん「つながるオモイ」(100グラム入り、1200円)は、南相馬市の農業者らが14年9月に設立した南相馬農地再生協議会が生産した菜種油が材料。協議会は、原発事故後の農業復興で先駆けたウクライナのチェルノブイリ周辺に学んで菜種栽培を手掛け、食用油「油菜ちゃん」などを商品化している。
 いわきおてんとSUN企業組合の吉田恵美子代表は「いわき発の商品を若い女性が広めてほしい」と強調。南相馬農地再生協議会の杉内清繁代表は「次世代が地域に戻れるような産業にしたい」と語った。
 日本法人ラッシュジャパンの担当者は「どちらも消費者から共感される取り組み。継続して原材料を仕入れたい」と話す。連絡先は同社0120(125)204。


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2016年02月16日火曜日


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