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<モンテ>社長解任抗議 7112人署名

吉村知事に7112人分の署名簿を手渡し、社長解任に抗議する藤倉代表(中央)と大場副代表(右)

 サッカーJ2山形を運営するモンテディオ山形(山形県天童市)の社長解任騒動で、サポーターズクラブ連合会「ULTRAS ACMY」は16日、県庁で吉村美栄子知事と面会し、県内外から集まった7112人の抗議署名を提出した。
 藤倉晶代表(40)とコールリーダーの大場脩副代表(27)が知事室を訪れ、直接、署名簿を手渡した。内訳は県内が6788人、県外が324人だった。全国の山形サポーターから寄せられた手紙なども添えた。
 抗議署名は、突然の社長交代を「事実上の解任。透明性のない人事に強い憤りを感じる」と批判。「辞任を求める声はなく県民、サポーターの思いと懸け離れている」と指摘している。
 藤倉代表は「知事の心に訴える署名数ではないか。今後、むやみに株主の権限を行使しないでほしい。サポーターが求めているのは、サッカーチームを運営できる人材であって、天下りではない」と語った。
 これに対し、株主の吉村知事は「説明が足りなかったかもしれないが、チームを強くするために最良の決断をした。プロスポーツであり(結果に対する)けじめは必要だ。社長や監督はボランティアではない」と解任の妥当性を強調した。
 署名活動は昨年12月、ACMYが県内8カ所の街頭で実施し、各サポーター団体に広がった。インターネットで用紙を入手し、郵送で届ける県外ファンも相次ぎ、全国的な抗議運動に発展した。署名の当初目標は1000人以上だった。
 吉村知事は「署名はモンテに対する期待の表れ。強い思いは応援に向けてほしい」とも語った。これに対して藤倉代表は面会後、報道陣に「あの言葉はカチンと来た。説明も従来通りで釈然としない。今後はサポーター一人一人が株主の動きを注視していくしかない」と話した。

[モンテディオ山形社長解任騒動]サッカーJ2山形を運営するモンテディオ山形(天童市)の高橋節・前社長が、2015年11月26日の臨時株主総会で事実上、解任された。株主は山形県スポーツ振興21世紀協会(構成比49%)、アビームコンサルティング(49%)、山形県(2%)の3法人。株主は「J2降格したシーズンの総括」と説明し、(1)選手補強の不足(2)観客動員の伸び悩み(3)監督続投人事の独断(4)降格クラブの引責辞任の先例−を理由に挙げた。12月1日、元県幹部の森谷俊雄新社長が就任。サポーターは「天下り」と反発し、抗議の署名活動を始めた。前社長への辞任勧告、新社長の人選は21世紀協理事長の細谷知行副知事が主導したが、理事会に諮らずに進めたことが発覚。株主側の一連の手法に厳しい批判が上がった。


2016年02月17日水曜日

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