宮城のニュース

桜の名所、外国人おもてなし強化 推進協設立

白石川沿いで満開の桜並木。昨年の花見シーズンは約1000人の外国人が訪れた=2015年4月初旬
接客時の簡単な英語を学ぶ参加者たち。柴田町では外国人花見客の受け入れ準備が着々と進む

 桜の名所で知られる宮城県柴田町が、外国人花見客の受け入れ策を強化している。アジア各国から訪れる観光客が近年増えているためで、花見シーズンを前に接客英語の研修会開催や英語が話せる観光案内ボランティア育成に取り組んでいる。町は「地域を挙げて外国人を迎えたい」と意気込む。

 同町のJR船岡駅で7日、駅近くの飲食店や菓子店、ホテルの従業員を対象にした「外国人観光客おもてなしセミナー」があった。参加者は用例集の中から「試食をどうぞ」「こちらの席へ」など自分が使いそうな言い回しを切り抜き、各自で1枚のシートにまとめ、場面ごとに練習した。
 講師の元客室乗務員佐々木英里さんは「シートを見ながらだと安心して会話できる。笑顔で接客して」とアドバイス。桜が多い船岡城址公園で「花菜カフェ」を営む加茂富枝さんは「少しでも話せるように練習したい」と笑顔を見せた。
 英語ボランティアとして協力するのは町内の有志十数人。花見期間中の週末、船岡駅や城址公園の案内所で、外国人に見どころや飲食店を紹介する。英語や中国語、韓国語の観光パンフレットも製作する。
 町によると、昨年の花見客は約25万人で、うち外国人は約1000人。台湾の団体客が観光バスで訪れたほか、タイや中国の個人客も目立った。町観光物産協会の早川秀一さんは「東北を訪れる外国人は日本全体の1%に満たない。伸び代は大きい」と強調する。
 町は18日、商工団体や観光団体、交通事業者などを交えてインバウンド推進協議会を立ち上げる。城址公園には無料でインターネット通信ができる「WiFi(ワイファイ)」を整備し、外国人の口コミによる情報発信を期待する。
 滝口茂町長は「『花のまち柴田』の魅力を全国、世界に発信し、地域の活性化につなげたい」と話す。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2016年02月18日木曜日

先頭に戻る