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<竜の松>被災地の勇気に 立ち姿復活

保存処理を施して元の場所に戻された「竜の松」

 東日本大震災の復興のシンボルとして宮城県気仙沼市が保存を目指す「竜の松」の保存処理が終わり17日、同市波路上岩井崎の元の場所に設置された。27日に現地で記念式典がある。

 高さ2.7メートル、幅3.9メートルのクロマツをクレーンでつり下げて地面に下ろし、固定した。東京の業者が昨年7月に伐採後、幹に鉄の支柱を埋め込み、樹皮などに保存処理を施した。横に張り出した部分は繊維強化プラスチック(FRP)で再現した。
 竜の松は津波をかぶり、地元住民が折れた枝などを切ったところ残った姿が竜の形になり、辰(たつ)年だった2012年に注目され始めた。保存費用約2400万円は寄付で賄う。
 鹿児島県薩摩川内市から派遣され、保存事業を担う気仙沼市観光課の今井裕介さん(61)は「気迫みなぎる立ち姿が戻った。地元を勇気づける存在なのでずっと大切にしたい」と話す。


2016年02月18日木曜日


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