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<集団移転>復興後押しコンビニ出店第1号

出店第1号となる新店舗の前でテープカットで開店を祝う遊佐さん(左から4人目)ら関係者=17日午後、山元町坂元

 東日本大震災で被災した山元町坂元地区の集団移転先への出店第1号となるコンビニ「ローソン坂元駅前店」が18日、オープンする。17日に現地で式典があり、住民ら約60人が身近な買い物場所の誕生を喜んだ。

 出店先は、内陸移設するJR常磐線坂元駅周辺に町が整備する新坂元駅周辺地区新市街地(9.7ヘクタール)の東側。国道6号を挟み災害公営住宅や集団移転の分譲宅地計96戸分が並ぶ。
 新店舗は24時間営業で駐車場40台分を設けた。ローソンは今後、敷地内にテナント2棟を建て地元事業主を誘致するという。
 この日店内を見学した住民らは、同店限定で販売する地元のイチゴを使ったサンドイッチを試食。あいさつでオーナーの遊佐宗之さん(49)は「復興の旗頭を担えることに感動している」と述べた。
 遊佐さんは同店の約2キロ南でコンビニを経営。町の出店者公募にローソンと合同で応募し選ばれた。「地域で買い物できる場所が少ないと、高齢者から悩みを聞いていた。出店で地域と住民の心に明かりをともしたかった」と思いを語る。
 周辺住民も出店を歓迎した。災害公営住宅に住む無職斎藤敏雄さん(68)は「歩いて買い物に行けて楽になる。深夜でも店の明かりがともり安心できる」と笑顔を見せた。
 ただ、出店先の隣接地には約9080平方メートルの商業用大区画が整備されているものの、コンビニ以外は出店業者は未定となっている。


2016年02月18日木曜日

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