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<全村避難>飯舘中に施設集約 学校再開へ答申

 東京電力福島第1原発事故で全村避難する福島県飯舘村の学校等再開検討委員会が17日、2017年4月に村内で教育を再開する方針を村が示したことを受け、菅野典雄村長に答申書を提出した。幼稚園と小中学校を既存の中学校舎に集約することなどが柱。村は5月上旬をめどに修繕費などを算出し、学校再開の具体化を図る。
 答申は、村外からも通えるようスクールバスの運行と校舎と周辺施設の除染の徹底、除染廃棄物の早期撤去を求めた。
 村内での再開に対し保護者らの反発が強いことにも触れ、放射線量への懸念を軽減する取り組みの継続を付帯事項に盛り込んだ。菅野村長は答申を受け、「保護者の不安を取り除き、子どもの教育環境を整備したい」と話した。
 村立の幼稚園や小中学校は現在、福島市や川俣町に仮設校舎を置いている。村教育委員会が昨年行った調査では、17年4月に村内で再開した場合、子どもを通わせる意向を示した保護者は、355人のうち62人(約17%)にとどまった。


2016年02月18日木曜日

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