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3Dソナーで不明者捜索 海底探査を実演

3Dソナーで読み取った海底の画像。左側に見える複数の突起物はコンクリートブロックとみられる。色の違いで深さを表現している

 東日本大震災の行方不明者の手掛かりを探すため、3Dソナー(音波探知機)を用いて海底を探査するデモンストレーションが18日、宮城県名取市閖上の広浦湾で行われた。ソナーを装着した小型船を走らせ、水深5、6メートルの海底を調査。一部にタイヤや鉄骨、コンクリートブロックなどが沈んでいるのが確認された。
 閖上で行方不明者捜索に取り組む市民団体「復興支援プロジェクトSTEP」が、海洋観測機器販売会社「SEA」(千葉県浦安市)などの協力を得て実施した。ボランティアや岩沼署員、行方不明者の家族ら約30人が参加した。
 3Dソナーは直径約10センチ、長さ約57センチの円筒形。音波を発し、反射音が届く時間、強さを計測して水中構造物や海底地形などを調べる。取得データはリアルタイムでパソコン画面に表示される。同様の装置は湾岸工事などで周辺の状態を把握する際に使われている。
 名取市には今も39人の行方不明者がいる。STEPの郷右近巧代表(43)は「ダイバーが潜る前に海底の状態が分かるので、捜索効率は大幅に向上できると思う」と期待する。ただ、機材が高価なため本格運用の見通しは立っておらず、行政や大学、企業などに協力を呼び掛けている。
 連絡先は郷右近さん090(8619)4660。


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2016年02月19日金曜日

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