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ノロウイルス測定システム実証へ 東北大

「感染性胃腸炎の流行を防ぎ、地元の水産業、観光の底辺を支えたい」と強調する大村教授

 東北大の大村達夫教授(環境水質工学)のグループは19日、下水に含まれるノロウイルスを測定して感染性胃腸炎流行の早期警報につなげるシステムに広く理解を得ようと、今年秋に実証試験を行う予定の松島町でシンポジウムを開いた。
 会場のホテルには約300人が来場。大村教授は講演で「ノロウイルスは患者、下水、河川、海と循環して感染症を引き起こしている」と強調。下水中のウイルス濃度を測定する技術を使って早期に警報を出すことで、感染拡大を防ぐことができると主張した。
 パネル討論もあり、地元の漁業、観光関係者は「ノロウイルスが陽性のカキは加熱用として出荷し、単価が下がる。より一層の安心・安全対策が必要だ」「食中毒の発症を少しでも防いで安全な食を提供できれば、地元観光業にとって大きなメリットになる」などと意見を述べた。
 大村教授らはシンポジウムに先立ち、漁業、観光、食品衛生、医療、行政の関係者で懇談会を発足させた。今後、実証試験の進め方などを話し合う。


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2016年02月20日土曜日

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