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<マイナス金利>東北でも預金金利下げ相次ぐ

 日銀によるマイナス金利政策導入を受け、東北の地方銀行と第二地銀の間で19日、普通預金や住宅ローン金利を引き下げる動きが相次いだ。既に定期預金の金利引き下げは行われているが、普通預金や住宅ローンの金利は変動していなかった。市場金利が下がっており、マイナス金利の影響が東北でも鮮明になった。
 普通預金金利の引き下げを19日発表したのは山形銀行、荘内銀行(鶴岡市)、大東銀行(郡山市)。いずれも現行0.02%を22日から0.001%にする。
 住宅ローンは3行。山形銀、荘内銀は金利選択型住宅ローンの一部の店頭表示金利を3月1日から0.05%引き下げる。秋田銀行も住宅ローンの店頭固定金利を0.05〜0.2%下げる。山形銀は「普通預金だけ先行して下げるわけにはいかない」と説明する。
 東北ではこれまで、定期預金金利の引き下げにとどまっていた。東北財務局によると18日までに実店舗やインターネット支店限定の定期預金の引き下げを公表していたのは岩手、東北(盛岡市)、北日本(同)、秋田、北都(秋田市)、山形、荘内の各銀行。岩手県内の3行は、岩手銀と北日本銀が15日、東北銀が16日にそれぞれ引き下げ、定期預金金利が全て0.025%と横並びになった。
 ネット支店で扱う定期預金の一部で受け付けを中止した後、定期預金も引き下げた岩手銀は「マイナス金利で長期金利が下がるなど市場が動いている」と理由を説明する。
 北都銀は全国的にも高金利だった商品の金利を引き下げた。秋田県内の自治体にふるさと納税した人が、ネット専用支店で購入できる「ふるさと納税特別定期」を0.5%から0.2%に引き下げた。同行は「市場金利からすると0.2%でもそれなりに高い水準」と理解を求める。
 宮城県内では七十七銀、仙台銀とも引き下げは実施していない。住宅ローンの引き下げを決めた例はまだ少なく、地銀関係者は「仙台圏は金利競争が激しく、全国でも低水準の『仙台金利』。引き下げ余地が少ないのかもしれない」と解説する。


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2016年02月20日土曜日

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