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栗原に新温泉開業へ 移住者受け入れ視野

夜空の美しい中山間地に誕生する「高森温泉 星空の湯」の建設現場

 宮城県栗原市に7月末、日帰り温泉が新たに誕生する。同市の産業廃棄物処理業、築館クリーンセンターが掘り当てた。住民に温泉や自然を生かした癒やしを提供するほか、イチゴ栽培施設や簡易的な住まいを用意して将来は移住者受け入れの目玉にしたい考えだ。
 同社によると、同市築館で唯一の日帰り温泉になる。東北自動車道築館インターチェンジから車で8分の中山間地、築館上高森地区に「高森温泉 星空の湯」として開業する。
 建屋は木造平屋で床面積約410平方メートル。男女各約20平方メートルの浴槽、休憩スペースなどを設ける。黒が基調のシックな外観、木を多用したぬくもりある内装に仕上げる。駐車場は80〜100台分。集客は一関市から仙台市までを想定し、年間約3万人の利用を見込む。
 同社が昨夏、建屋用地の北東約100メートル地点を地下約1000メートルまで掘削したところ、低張性弱アルカリ性高温泉(純食塩泉)が湧いた。源泉は47度で、掛け流しで使用する。
 近くの雑木林には遊歩道を整備し、森林浴の効果を健康づくりに生かす「森林セラピー」、馬との触れ合いで心身を癒やす「ホースセラピー」に活用する。天体観測ができるカフェを設ける。
 仙台や東京などからの移住者受け入れを視野に、里山らしい就労や住まいも準備する。農業を収入の柱にしてもらおうと、近くに大小の温室ハウスを建設した。現在、腰の高さの棚に苗を植える高設ベンチでイチゴを試験栽培中。移住者向け住宅としてトレーラーハウスも設置する計画だ。
 大場一豊会長は「移住してもらうには安らぎや遊びの場も必要。豊かな自然をぜひ味わってほしい。温泉を組み合わせ、築館の高森地区から地方創生の意気込みを発信したい」と話す。


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2016年02月21日日曜日

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