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がん患者にかつらを 貸し出し好評

ウィッグ購入資金に充てようと制作されたCD

 がん患者とその家族が集う登米市の「ホッとサロンとめ」が、がん治療の副作用で脱毛した患者向けにウィッグ(かつら)の貸し出しに取り組んでいる。好評で在庫不足が続く中、地元音楽家が応援ソングのCD200枚を制作。売り上げの一部を購入資金にする企画を立てるなど、支援の輪が広がっている。
 ウイッグの貸し出しは「ホッとサロンとめ」代表の鈴木玲子さん(54)=登米市=が昨秋、県内の患者を対象に始めた。鈴木さん自身、子宮がんと闘う。「脱毛した人はウィッグを喜ぶ人が多いが、治療費など出費がかさみ、購入は大変」と考えたのがきっかけだった。
 貸し出しは無料で、期間は半年。準備した15個は全て出て、現在は在庫がない。
 鈴木さんの活動を知り、登米市を中心に活動する音楽家の清水明(54)さんは「思いに心が動かされた」と支援を決意。「がん患者さんとその家族の応援ソング あなたのそばに」を作詞作曲した。ジャケットは市内のデザイナーが制作。4月9日に完成イベントを開き、支援を呼び掛ける。
 サロンは、鈴木さんが自らの体験を基に「がん患者や家族には悩みや不安を打ち明ける場が必要だ」と2010年に設立した。月に1度、登米市の迫にぎわいセンターで茶話会を開く。長女渚さん(25)が運営を手伝う。
 活動の広がりを目指し、不要になったウィッグの寄付を募っている。清水さんのCDは税込み500円。連絡先は鈴木さん090(1935)0928。


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2016年02月21日日曜日


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