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<避難解除>南相馬5月以降へ

 南相馬市小高区などの避難指示解除に向けた住民説明会が20日、市内で始まった。政府が4月を解除目標とする考えを表明したのに対し、会場から除染効果などについて疑問が噴出。住民の不安を受け、桜井勝延市長は5月以降への解除のずれ込みを示唆した。
 小高区内は東京電力福島第1原発事故で全住民の避難が続いており、説明会には約300人が出席した。政府の原子力災害現地対策本部がインフラの整備状況などを説明した上で「地域復興に向け4月中に解除手続きを進めたい」と伝えた。
 意見交換では、廃棄物の保管や作業状況など除染に関して疑問が集中。市内の仮設住宅に避難している佐々木より子さん(54)は「現状では若者に住んでもらえない。解除を1年先送りしてほしい」と訴えた。
 桜井市長は終了後、「4月の解除は難しいと感じた。除染効果を市として確認した上で、あらためて市民の声を聞きたい」と述べ、解除時期を国と協議していく考えを示した。
 現地対策本部によると、今月16日現在、南相馬市内の除染は同意が得られていない物件などを除き、対象区画の9割以上で完了している。説明会は28日まで計4回開く予定。


2016年02月21日日曜日

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