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帰還見据え浪江に道の駅 町が整備検討

道の駅岩城のレストランで、(左から)菅家さん、長沼さんに人気メニューの説明を受ける浪江町職員

 東京電力福島第1原発事故により全町避難が続く福島県浪江町が2017年3月に予定する避難指示解除後を見据え、住民交流と生活や観光情報の発信拠点となる町内初の道の駅の整備を検討している。21、22日、町復興推進課の職員2人が由利本荘市を訪れて市内の道の駅を視察したほか、市職員らと意見交換した。
 訪問は、道の駅を管理運営する市の第三セクター「岩城」に、浪江町から避難した菅家清進さん(43)が勤務していることを縁に、町が計画した。
 21日は温泉施設がある道の駅岩城など2カ所を見学した。道の駅岩城の長沼利文副支配人(54)と菅家さんは、人気がある特産プラムのソフトクリームや、法要膳の利用が多いレストラン2階の座敷などを紹介し、ニーズに合わせた運営の重要性を強調した。
 22日は市役所で市幹部と懇談。小野一彦副市長は「市内に道の駅は五つあり、それぞれが市の玄関機能を持っている。地域活性化には欠かせない施設だ」と述べた。町復興推進課の金山信一課長補佐は「福島では温泉付きの道の駅は珍しく、参考になった。町民に希望を持ってもらえるような施設にしたい」と語った。
 浪江町は役場近くの国道6号と国道114号の交差点付近に、特産の海産物を提供する飲食店などを備えた道の駅の開業を目指している。新年度に本格的な整備計画の策定に着手する。


2016年02月23日火曜日


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