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<オリ>佐藤世焦らず「じっくりと土台築く」

ブルペンで投球練習する佐藤世=宮崎市清武総合運動公園

 「プロ生活にも慣れてきた。焦らずにじっくりとプロで活躍する土台を築きたい」。オリックスのドラフト6位、佐藤世那投手(仙台育英高)が、宮崎市での2軍春季キャンプで、近い将来の飛躍を期して地道に練習している。
 21日のブルペン。高校時代より少し精悍(せいかん)な顔つきになった佐藤世は、右腕を大きく引いてから振り抜く特徴的なフォームから、力のある直球主体で60球を投げた。意識するのは下半身の使い方。動作が大きい上半身を支えるために、投球時の映像を確認しながらフォームの微調整を重ねた。
 見守った平井正史2軍投手コーチは「先発完投してチームに貢献する投手を理想にして、土台づくりに取り組んでほしい」と期待する。
 昨夏の甲子園大会で、仙台育英高の準優勝にともに貢献した平沢大河内野手(ロッテ)は、ドラフト1位の期待に応え、開幕1軍入りに向けて試合で着実に存在感を強める。佐藤世は「平沢の動向は当然気になる」と、ライバル意識を隠さない。自身が今月中旬に発症した右膝裏痛のため別メニューの調整中でもあり、「これ以上活躍されると、(28日の)高校の卒業式にも出席しづらくなる」と苦笑いする。
 それでも周囲に心を乱されるようなことがないのが、甲子園で精神面を培った佐藤世らしいところ。「膝は少し痛みが出た程度で、もう問題ない。むしろ今後大きなけがをしない体作りに1年通して取り組むのが大事」と考える。「まずはことしのうちに一試合でも1軍で投げられるように頑張る。開幕1軍を意識してきたが、焦ることはない」と強調する。
 将来の目標は「どんなピンチでも崩れない投手。状態や調子が悪くても結果を出せる投手」。理想像に向かって進むべき道を見失わず、着実にプロの表舞台を目指す。(金野正之)


2016年02月23日火曜日


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