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<楽天>中川崖っぷち「試合で結果出す」

室内練習場で打撃練習する中川

 昨季、飛躍のきっかけをつかんだ中川大志が奮闘している。茂木栄五郎(早大)、アマダーら新戦力が台頭し、主戦場の一、三塁手争いで「崖っぷちにある」という危機感に背中を押される。「試合で結果を出さないといけない。僕は打つことしかできない」。不安をかき消すようにバットを振る。
 23日は練習後、室内練習場に礒部公一打撃コーチと残った。厳しいコースに山なりの球を投げてもらい、約100球を打った。狙いは「自分の間合いで振るため」。186センチ、92キロの屈強な体から外角球を逆らわずに右中間へ運ぶ姿は、主砲の風格さえ漂わせる。それでも「いい当たりは数本」と心は満たされない。
 大久保博元前監督の「監督枠」でプロ入り後初めて1軍キャンプに参加した昨季、62試合出場、5本塁打、21打点といずれも自己最高の成績を収めた。今季は実力で1軍を勝ち取り「昨年とはスタートの位置が違う」。高卒8年目、中堅に差し掛かり自覚も芽生えた。
 宿舎の部屋では鏡の前に立ち、振る姿を確認するのが寝る前の日課だ。「いい打者は甘い球を確実に仕留める。自分もそうありたい」。2011年限りで山崎が去って以来、不在だった右の日本人大砲となるべく、自分の殻を破ろうとしている。(剣持雄治)


2016年02月24日水曜日


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