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栄養豊富な微細藻で塩飴 宮城水産高生が考案

「なんくろ塩飴」をアピールする開発者の一人で宮城水産高の田中さん

 栄養豊富な微細藻「ナンノクロロプシス(ナンクロ)」を使った菓子「なんくろ塩飴(あめ)」を、ともに宮城県石巻市の宮城水産高(生徒394人)と藻生産会社「スメーブジャパン」が開発した。健康にも良いとされ、石巻の新名物になることを目指す。
 ナンクロは脂肪酸の一種エイコサペンタエン酸(EPA)を多く含むプランクトン。健康補助食品や医薬品への活用が期待され、スメーブジャパンは2013年から石巻市十八成浜の工場で培養生産している。
 宮城水産高海洋総合科食品科学類型3年の田中敬祐さん(18)ら3人が、ナンクロに着目。食品開発に着手し、長期保存ができて土産にも適しているあめを完成させた。ナンクロ粉末と、石巻市万石浦で作られる「伊達の旨塩(うまじお)」を組み合わせた。藻のほのかな風味と塩味が調和する。
 田中さんは「藻の風味を残しつつ青臭さを出さない配合の割合を見つけるのに苦労した」と振り返る。
 宮城県内の特産品を活用したあめを作る「蔵王の昔飴本舗」(同県大河原町)が製造し、スメーブジャパンは販売を担う。「なんくろ塩飴」は今月3日、県水産加工品品評会で県水産加工研究団体連合会長賞を受賞した。
 スメーブジャパンの川合大祐建設エンジニアリング部長は「石巻にしかない原料を使ったあめ。観光にも貢献できる」と話す。
 1袋80グラム入りで400円(税別)。今月末に石巻市の道の駅「上品の郷」で発売し、販売先を順次増やす方針。連絡先はスメーブジャパンお客様相談室022(398)3895。


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2016年02月25日木曜日


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