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採卵後のサケも無駄なくおいしく

廃棄していたサケを活用したつみれ汁を手にする古川さん(右)。左は加藤さんと「ころりん揚げ」

 馬上かまぼこ店(宮城県亘理町)は、ふ化場で廃棄していたサケを活用した練り物の新商品を3月5日に期間限定で発売する。インターンの学生が食を通じた地域活性化をテーマに同社と共同で商品開発に取り組み、特産品を気軽に味わえるメニューに仕上げた。

◎すり身団子を開発/亘理・馬上かまぼこ店と東北大生

 考案したのは、みそ仕立てのつみれ汁、ころりん揚げの2種類。共にサケとスケトウダラを合わせたすり身にフレーク状のサケを混ぜて丸めた。
 開発に携わった東北大経済学部2年の古川浩汰さん(20)は「つみれに弾力があり、サケの風味もしっかり残せた」と手応えを語る。
 古川さんは、飲食店の創業支援などを行う「ゾウケイ社」(仙台市)のインターン。調理設備を備えた同社のキッチンカーの営業広報活動として、昨年9月から馬上かまぼこ店と共同で商品開発に取り組んだ。
 ふ化場で採卵などしたサケの身は脂が抜けて味が落ち、多いときで年間2000本が土に埋められていた。古川さんは「飽食の時代の象徴といえる事実に疑問を持った。食物ロスを解消し、身を買い取ることでふ化場の安定運営にも寄与したかった」と話す。
 新商品は、3月26日までの土日、祝日に同町の本店やさざんか通り店の駐車場で販売する。「お客と距離の近いキッチンカーで出来たてを食べてほしい」と古川さん。馬上かまぼこ店製造部の加藤正雄さん(38)は「将来は定番商品化も目指したい」と評価した。


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2016年02月25日木曜日


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