福島のニュース
  • 記事を印刷

<退職金訴訟>元福島知事の返納命令一部取り消し

 福島県発注のダム工事をめぐる汚職事件で、有罪が確定した佐藤栄佐久元知事(76)が県による退職金返納命令の取り消しなどを求めた3件の訴訟の控訴審判決で、仙台高裁は24日、元知事の3、4期目の退職金計約7720万円の返納を命じた福島地裁判決を変更し、事件が起きた4期目の約3500万円に限って元知事に返納を命じた。
 中山顕裕裁判長は「汚職事件の公判で、3期目については収賄行為があったと認定されていない。3期目分の返納命令は許されない」と述べた。
 4期目分については、「公判で厳格に証拠調べが行われ、有罪と判断された」とし、冤罪(えんざい)を主張した元知事の請求を退けた。
 元知事は「主張が全て認められたわけではなく、対応は弁護士と相談して決める」との談話を出した。
 県福利厚生室は「県の主張が一部認められなかったことは誠に遺憾だ。判決内容を精査して対応を検討する」と話した。
 判決によると、元知事は5期目途中の2006年9月に引責辞任後、収賄容疑で逮捕、起訴され、12年10月に最高裁で懲役2年、執行猶予4年の判決が確定した。禁錮刑以上の刑が確定した職員に退職金の返納を求めることができる県条例に基づき、県は13年6月に返納命令を出した。


関連ページ: 福島 社会

2016年02月25日木曜日

  • 記事を印刷

先頭に戻る