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志願者増 山形県立2高の危機回避へ

 山形県教委は25日、2016年度県立高一般入試の志願状況を発表した。15年度の入学者が定員(40人)の半数に届かず、存続の瀬戸際に立たされた新庄神室産業高真室川校(真室川町)、遊佐高(遊佐町)は志願者が増加。募集停止の危機は回避される見通しとなった。入学者への手厚い経済支援策を打ち出し、生徒確保に躍起となった地元自治体は胸をなで下ろしている。
 県教委によると、16年度志願者は新庄神室産業高真室川校が24人。15年度入学者18人より増え、定員の半数を超えた。15年度入学者が19人だった遊佐高は志願者が38人に急回復。推薦合格者5人を加えると43人に達し、定員を上回った。
 一般的に志願倍率が1倍未満の場合、志願者数と入学者数が大きく変動することはないという。両校とも定員の半数以上の入学者を確保する見込みとなった。
 県教委の県立高再編方針は「2年連続して定員の半分に満たない場合、原則2年後に募集停止とする」と定める。16年度の入学者数によっては、両校は募集停止となる可能性があった。
 「ことしが正念場」と捉え、地元の真室川、遊佐両町が打ち出した経済支援策が奏功したとみられる。
 真室川町は入学時に10万円、2、3年生時に各5万円を生徒側に贈る制度を創設。遊佐町は従来の入学時7万円支給に加え、運転免許取得費6万円の補助や通学タクシーを運行するPTAへの補助を始めた。
 真室川町の新田隆治教育長は「微増ながら生徒確保に一定の効果はあった」と手応えを示し、遊佐町の那須栄一教育長は「今後も地域を挙げて学校の魅力アップに取り組む」と語った。


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2016年02月26日金曜日


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