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「津波の脅威伝わらぬ」 震災交流館に指摘

展示内容に注文が付いた「せんだい3.11メモリアル交流館」

 仙台市議会2月定例会の予算等審査特別委員会が26日あり、東日本大震災発生時の状況や復興過程をパネル展示などで紹介する「せんだい3.11メモリアル交流館」に関し、委員から「津波の恐ろしさが伝わらない」と注文が付いた。
 交流館は市が市地下鉄東西線荒井駅の駅舎内に整備し、13日に全館オープンした。パネル展示とともに震災前の沿岸部の街並みを再現した模型を設けた一方で、津波が襲来する様子や被害の深刻さを伝える映像資料などはない。
 市は施設面積の制約に触れた上で「震災前の地域の暮らしを知るのがコンセプト。沿岸部に近いため、被災者に配慮して津波の直接的な表現を避けた」と説明した。
 質問した木村勝好氏(市民フォーラム仙台)は「『思い出したくない』を積み重ねて記憶は風化する」と懸念を示し、見直しを求めた。奥山恵美子市長は「開館後にさまざまな意見が寄せられている。指摘を踏まえて改善したい」と答弁した。


2016年02月27日土曜日

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