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<楽天>外野手争い激化 枡田食らい付く

打撃練習に汗を流す枡田

 生え抜き最年長の枡田が1軍に食らい付こうと必死だ。常に同期の銀次と比較されてきた28歳の外野手は「銀次と勝負しているわけじゃない。自分は自分だ」と話し、「とにかく限られたチャンスを無駄にしたくない」と準備に余念がない。ゴームズやオコエ(東京・関東第一高)の加入で激化した外野手争いの中、勝負強い打撃に磨きをかけようと、26日も居残りで汗を流した。
 宮崎での練習試合は2戦連続で途中出場。24日は六回1死から右越え三塁打で得点機を築き、続く犠飛で生還。25日も安打で出て生還した。2戦で3打数2安打。2013年の日本一を支えた男が意地を見せている。
 必死さには訳がある。08年にさかのぼる。銀次より有望視されていた当時20歳の枡田は初めて1軍で開幕を迎えたが、結果を残せず降格した。
 「山崎武司さんだって10年目くらいまで中日で2軍暮らしだった。俺だってそれくらいでいいですよ」
 投げやりな気持ちで迎えた2軍戦の試合終了後、大勢いるベンチ前で松井監督に思い切り叱責(しっせき)された。
 「ベテランの出番を削って出しているのに。何だ、きょうのお前は」
 11年目の中堅になり、言葉の意味が身に染みる。「あの時のことは忘れない。遅くなったけれど、松井さんの気持ちに応えたい」。あの時の怒号と悔しさを力に変えようとしている。(金野正之)


2016年02月27日土曜日


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